INTERVIEW 社員
インタビュー

大学時代にカフェのアルバイトを経験して、初めて会った人とでも人見知りをすることなくコミュニケーションがとれる自身の“強み”を発見。それを仕事に生かそうと就職活動では営業職を志望しました。

IT業界を選んだ理由の一つは、コロナ禍を経験したことです。
さまざまな業界がダメージを受けているなかで、IT業界は変わらず成長を続けており、これからも市場ニーズが拡大していくだろうと期待が持てました。
もう一つの理由は、AIの台頭です。世界的なIT企業が新しいAIサービスを次々に発表していますが、私が就職活動をしていた頃にも、「今後、さまざまな仕事がAIに取って代わられる」といった記事を多く目にしました。でも、IT業界はそもそもAIのようなITテクノロジーをつくって支える側。不安どころか、そうした情報を目にしてむしろIT業界への期待が高まりました。

さまざまなIT企業を比較検討して、最終的に当社に決めたのは、研修制度が手厚く整っており、キャリアの基盤となるITの基礎知識をしっかり身に付けられる環境があったから。文系出身の私でも安心して未知の世界へ飛び込むことができました。

入社後の新入社員研修では、「そもそもインターネットって、どういう仕組みになっているの？」といった、ITの基礎の基礎から学びました。

ふだん触れているテクノロジーやサービスに関連付けて教えてもらえたおかげで、難しい内容にも、日常の裏側を覗くようなワクワクした気持ちで取り組むことができました。また、入社直後から、将来配属が予定されている部門の先輩がマンツーマンでサポートに入ってくれていたおかげで、営業に求められるITスキルのレベルを早い段階で理解することができたのもよかったですね。

テストで思うような点数が取れず焦りを覚えたことがあったのですが、「営業にまず求められるのは、狭くて深い知識よりもお客様のニーズをキャッチするための浅くて広い知識。深い知識は時間をかけて身に付けていけばいいよ」と先輩に声をかけてもらえてほっとしたのを覚えています。

新入社員研修の内容や期間は年度ごとに多少異なるのですが、私の年度は約2カ月間実施されて、6月にソリューション営業部ビジネス推進課に配属されました。以来、企業のお客様に向けて、セキュリティ関連商品を中心としたビジネスソリューションを提案・販売しています。

私がアプローチしている企業の多くは新規の顧客です。人見知りをしない自身の強みを生かして、“初めまして”のお客様に電話でアポイントメントを取り、積極的に訪問しています。
これまで担当したなかで一番印象に残っているのは、配属後すぐに電話でアプローチした大阪のお客様。初めてのご訪問ののちも、パンフレットを持って新商品をご紹介しにいったり、イベントにご招待したり、1年がかりで少しずつ信頼関係を築いていきました。

結果、2年目の夏に、「近々セキュリティ製品を更新する予定があるんだけど提案してみない？」とお客様のほうからお電話をくださったのです。このときは本当にうれしかったですね。
すぐに訪問してニーズを詳しく伺い、提案したところ、3社の競合を抑えて見事受注することができました。
そのときいただいた「あなたが一番、うちの会社のことをしっかり考えてくれていた。だから買うことにしたんだよ」という言葉は、今でもしっかり心に残っています。

営業は人対人の仕事。だからこそ、「相手のために尽くしたい」という気持ちが何より大事だと思っています。
まだまだ周りに助けてもらうことが多いですが、できるだけ早く独り立ちして、お客様はもちろん、社内の人に対しても尽くすようにして、良い影響を与えられる人間になりたいです。